作成日:2001年06月01日、更新日:2004年02月02日 作成:鷹の巣

無料のサブドメイン名(example.hn.org)を取得し、非固定IP(動的IP)アドレスの自宅WWWサーバー動作の確認手順を紹介します。


手順D.WWWサーバー動作の確認

以下の説明では、ルータのプライベートIPアドレス(局所機番)を192.168.1.1 とし、
サーバをインストールしたマシンのプライベートIPアドレス(局所機番)を192.168.1.2 としています。
以下に示します方法は、OSに依存しない方法を提示しています。

大きくは、下記の手順で、動作確認を確実に行って下さい。
  1. http://グローバルIPアドレス/で、アクセス出来るようになる。
  2. ホスト名のIPアドレスを手動で更新し、http://ホスト名/で、アクセス出来るようになる。
  3. 非固定IPアドレスの方は、ダイナミックDNSサーバーのホスト名のIPアドレスを自動(Diceやスクリプト)で更新し、 http://ホスト名/で、アクセス出来るようになる。

この手順で、行うと問題点が明確になります。もし、不具合が出るようでしたら、「掲示板」にご遠慮なく書き込みをして下さいね。

注)インターネット上のWebサーバーの動作試験を行うには、
  必ずホスト名をフルドメイン(FQDN)表記で、行って下さい。

  1. 自ドメイン名(example.com)の場合は、ホスト名のFQDN表記は、通常、www.example.comとなります。
  2. ダイナミックDNSのサブドメイン名(username.example.com)の場合は、ホスト名のFQDN表記は、通常、username.example.comです。

目次

  1. WWWサーバーの起動とテスト用ホームページの設置
  2. WWWサーバー機内のブラウザ(WWWクライアント)からの動作試験
  3. LAN内のWWWサーバー機内のブラウザ(WWWクライアント)からの動作試験
  4. 自サイトのグローバルIPアドレスの確認
  5. インターネット側から、グローバルIPアドレスでのアクセス試験
  6. ホスト名からグローバルIPアドレスへの正引き確認
  7. インターネットから、グローバルIPアドレスでのアクセス試験
  8. 外部のサイトより、自宅WWWサーバーへの視覚的なアクセス試験
  9. LAN内のクライアント機から、自宅WWWサーバーへホスト名によるアクセス試験
  10. おまけ その1(ルータをう回する方法とルータを通過する方法)
  11. おまけ その2(標準ポート80番以外での公開とURL転送の方法)
  12. WWWサーバーの運用エラーについて
  13. CGI (Common Gateway Interface) に関する動作確認の基本的な知識について

1. WWWサーバーの起動とテスト用ホームページの設置

WWWサーバーを起動し、WWWサーバの設定をすませ、WWWサーバのドキュメントルートに自分のホームページ(indexhtml)を 置いておきます。 ホームページ(index.htmlファイル)を未だ作成していない場合は、The Web KANZAKIさんのホームページの自動生成テスト用のホームページを作成して、ドキュメントルートのディレクトリに保存してください。

私の雛形ページをご利用して頂いても結構です。雛形ページのファイル名を「index.html」に変更して、保存して下さい。

2. WWWサーバー機内のブラウザ(WWWクライアント)からの動作試験

WWWサーバを起動したマシンのブラウザ(WWWクライアント)から、確認する場合は、 http://127.0.0.1/ と入力して、 自分のホームページ(indexhtml)が表示されることを確認します。 (http://localhost/でも良いんですが、間違いのもとです。IP番号の直打ちでいきましょう。) 自分のホームページ(indexhtml)が表示されない場合は、以下の囲みの内容を再度ご確認願います。

-表D1- WWWサーバの自己診断(ループバック)テスト失敗時の確認事項

3. LAN内のWWWサーバー機以外のブラウザ(WWWクライアント)からの動作試験

WWWサーバを起動したマシン以外のブラウザ(WWWクライアント)から、 確認する場合は、 http://192.168.1.2/ と 入力して、自分のホームページ(indexhtml)が表示されることを確認します。

-表D2- 内側(LAN側)WWWクライアント機からのテスト失敗時の確認事項

4. 自サイトのグローバルIPアドレスの確認

自分のグローバルIPアドレスを調べます。この確認くんをクリックしてみてください。(プロキシ(代理)サーバーを経由しないで下さい。) このサイトの上から3番目の項目の「現在接続している場所(現IP)」にあなたのグローバルIPアドレスが表示されています。 このグローバルIPアドレス(vvv.xxx.yyy.zzz)を控えておきます。

プライベートアドレス一覧表
クラスA 10.0.0.0  ~ 10.255.255.255
クラスB 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255
クラスC 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255

5. インターネット側から、グローバルIPアドレスでのアクセス試験

外部のサイトより、TCP80番ポートを通して、自宅WWWサーバーへグローバルIPアドレスにてアクセス試験を行います。

外部のサイトよりアクセス試験を行います。下記URL欄に自サイトのグローバルIPアドレスを同様に入力し、「Go!」押しボタンを押して下さい。

WebSitePulse.com - free webmaster tools

 URL:

 

注)TCP80番ポート以外でアクセスする場合は、例えば、TCP8080番の場合は、http://vvv.xxx.yyy.zzz:8080/と入力します。

下記の様にServer Status欄に200(アクセス正常)の文字がありますか。

Web Site Test結果

  1. アクセス正常な場合、
    ルータの設定やファイヤウォールの設定等が正しく、外部のインターネット上から、自宅WWWサーバーがアクセス出来ています。

  2. アクセス正常でない場合、
    恐らく、ルータの設定やファイヤウォールの設定等に問題があります。 下表D3の確認事項をご確認願います。 (手順Cのポートスキャンで、80番ポートがopenになっていれば、必ずアクセス出来ます。)

アクセス正常な場合は、外部のブラウザからhttp://vvv.xxx.yyy.zzz/と自分のグローバルIPアドレスを入力すると、 自分のホームページ(indexhtml)が表示されます。ひとまず、Webページの公開に成功したことになります。 (ルータを使用している場合は、LAN内のブラウザから、http://vvv.xxx.yyy.zzz/ を実行しないで下さい。 ルータの機種によっては、ルータの設定画面(ユーザー名とパスワードの入力画面)が表示されます。)

英語が苦手の方は、同様の試験内容が、サーバー監視【無料】さんのport接続テスト(外部からのポート応答確認)でも一定時間内の利用回数制限がありますが、標準ポート選択で、HTTPテスト (80ポート)を選択すると、検査出来ます。

外部から見えない場合は、以下の囲みの内容を再度ご確認願います。

-表D3- 外側(WAN側)サイトからのグローバルIPアドレステスト失敗時の確認事項

6. ホスト名からグローバルIPアドレスへの正引き確認

サブドメイン名(example.hn.org等)やドメイン名(example.com)が正しく、IPアドレスに変換されていることを確認します。

下記のHostname欄にホスト名(example.hn.orgやwww.example.com等)を入力し、「Go!」押しボタンを押して下さい。

WebSitePulse.com - free webmaster tools

Hostname:

 

下記の様に項4で調べておいたグローバルIPアドレスが正しく表示されましたか。正常に表示できない場合は下表D4の内容を確認して下さい。

Host Name Lookup結果

  1. アクセス正常な場合、
    念のため、前項の項5で、http://vvv.xxx.yyy.zzz/http://example.hn.org/等に変更して、 アクセス試験を行って下さい。必ず、Server Status欄に200(アクセス正常)と表示される筈です。

  2. アクセス正常でない場合、
    下表D4の確認事項をご確認願います。

グローバルIPアドレスが正しく表示された場合は、外部のブラウザからhttp://ホスト名/と自分のホスト名を入力すると、 自分のホームページ(indexhtml)が表示されます。一応、Webページの公開に成功したことになります。 (ルータを使用している場合は、LAN内のブラウザから、http://ホスト名/ を実行しないで下さい。 ルータの機種によっては、ルータの設定画面(ユーザー名とパスワードの入力画面)が表示されます。)

-表D4- 外側(WAN側)WWWクライアント機からのサブドメイン名テスト失敗時の確認事項

7. インターネットから、グローバルIPアドレスでのアクセス試験

以上のアクセス試験で、Webページの公開に成功したことになります。 非固定IPアドレスの方は、ダイナミックDNSサーバーのホスト名のIPアドレスを自動(Diceやスクリプト)で更新し、グローバルIPアドレス が変化しても、常にhttp://ホスト名/で、アクセス出来るようにする必要があります。Windows 版DiCE 設定例もご参照願います。

8. 外部のサイトより、自宅WWWサーバーへの視覚的なアクセス試験

前項までのアクセスが、正常であれば、特に試験する必要は、ありません。 (下記のサイトが混んでいて、試験出来ない場合がありますので、アクセスできない場合は、時間帯を変えて、アクセスしてみて下さい。

前項の検証で、正しくホームページが表示されていても、実際は、ルータでホームページのデータが折り返される場合もあります。 又、「Webページの公開に成功した」といっても本当に公開されているのだろうかと確信が持てないかも知れません。 念のために外部(WAN側)のサイトより自分のホームページ(indexhtml)にアクセスして表示しましょう。

以下のサイトは、自宅サーバー有志によるWWWサーバーの動作試験サイトです。 必ず、自宅サーバーが稼動しているグローバルIPアドレスと同じIPアドレスから、アクセスして下さい。 自宅サーバーですから、節度あるご利用をお願い致します。

自宅サーバー有志によるWWWサーバーの動作試験サイト一覧(募集中!
ホームページ名(敬称略) 設定ページ 制限 備考
パソコンおやじ WWWサーバのテスト 30Kbyte以下(リンク先画像等は別々) -
自宅に手づくり発信局をつくろう みえ~たぞ君 - -
「鷹の巣」の自宅サーバー 自宅Webサーバーアクセス試験 100Kbyte以下 リンク先画像等は自サイトより直接アクセス。
- - - -

上記の様に動作試験サービスを提供して頂けるサイトがございましたら、是非リンクさせて下さい。自宅サーバー用CGI(Common Gateway Interface)の質疑応答集もご一読して頂くと嬉しいです。
それでもアクセス出来たか確信の持てない方は、外部(WAN側)のプロキシサーバーより自分のホームページ(indexhtml)にアクセスして表示してみましょう。 以下の使用方法は、本来の使い方ではないのですが、外部のWebサイトより、視覚的にアクセスすることが出来ます。

矢印右 WWWサーバー動作試験サイトリンク集

9. LAN内のクライアント機から、自宅WWWサーバーへホスト名によるアクセス試験

これは、必ず試験して下さい。 LAN内のクライアント機のブラウザから、http://example.hn.org/等とホスト(サブドメイン)名を入力して、 自分のホームページ(indexhtml)が表示されることを確認します。 これは、WWWブラウザがホスト(サブドメイン)名をDNSサーバーにグローバルIPアドレスを問い合わせ、自宅WWWサーバがindexhtmlを インターネット上にデータを送出し、WWWブラウザがインターネット上よりデータを受信して、表示したことを意味します。 これで、自分のホームページ(index.html)が公開されたのと同時にLAN内のブラウザからもアクセス出来ました。 世界中のブラウザで、自分のサブドメイン名を入力しても結果は、同じです。

注)ルータを使用している場合、

ルータの機種によっては、ルータの設定画面(ユーザー名とパスワードの入力画面)が表示される場合が あります。これは、LAN内からアクセスした場合のルータ固有の問題ですから、次項のルータ対策を行って下さい。
LinuxとフレッツISDN/フレッツADSL/BフレッツによるInternet Serverの構築ローカルからドメイン名でアクセス出来ない!もご一読願います。

10. おまけ その1(ルータをう回する方法とルータを通過する方法)

ルータを使用している場合に、LAN内のブラウザから、http://example.hn.org/http://グローバルIPアドレス/とホスト名を 入力すると、LAN内にプライベートアドレスしか存在しない為、宛先がLAN内でない要求パケットは、デフォルトゲートウェイに指定した ルータに送られます。 (換言しますと、LAN内でグローバルIPアドレスを認識出来るのは、ルータだけですから、ルータをデフォルトゲートウェイに指定する訳です。) ルータに送られたパケットは、名前解決されて、グローバルIPアドレスに変換されますが、これが自サイトのグローバルIPアドレスの場合、 ルータの機種によっては、これらのLAN内から来たバケット全てに応答し、ルータの設定画面(ユーザー名とパスワード入力画面)が 出るものがあります。これを防ぐには、色々な方法がありますが、一番簡単な方法としては、hosts ファイルを編集する方法と 外部の公開プロキシサーバーを利用する方法とがあります。

10.1. hostsファイルに登録する方法(Windowsクライアント機の場合です。

Linuxクライアント機の場合は、かつさんのhostsファイルの設定を参照して下さい。)
  1. ファイル名「hosts」を検索します。(インストール方法時の設定により多少変わりますが、Windows 98 の場合、 C:\Windows 、Windows 2000 の場合、C:\WINNT\system32\drivers\etc等のフォルダにあります。 以下の説明では、このフォルダにて説明します。) Windows 98 の場合、hosts.sam ファイル(hostsのサンプルファイル)をコピーし、拡張子のないhosts ファイルに名前を変更した上で、 編集し、hosts.sam ファイルのあったフォルダに置いて下さい。

  2. ドメイン名 example.com とフルドメイン名 www.example.com を hosts ファイルに登録します。 クライアント機がWindows 2000 の場合、C:\WINNT\system32\drivers\etc\hosts を以下のように編集する。

    127.0.0.1     localhost
    192.168.1.2  example.com  www.example.com<--- この行を追加します。

    注)
    192.168.1.2 は、Webサーバー機です。又、上記の内容は、説明のために全角スペースとドットを含んでいますので、コピー&ペーストしないで下さい。

  3. クライアント機より、http://example.com/ や http://www.example.com/ で、自宅サーバーのウェブページを見ます。

    注)hostsファイルは、クライアント機で直にサーバー機のプライベートアドレスに変換される為、
    パケットがルータの外側(WAN側)に出て行きません。(ルータがダイヤルアップしていなくてもクライアント機より、自宅Webサーバーのウェブページが見れます。)

10.2. プロキシサーバーを利用する方法

  1. まず、ご加入のプロバイダに使用可能なプロキシサーバーがあるかどうかを調べてください。

  2. 検索エンジンで「プロバイダ名」「プロキシ」「サーバー」「proxy」「server」等を組み合わせてAND検索をすれば、プロバイダのプロキシサーバーが出てくると思います。 わからなければ、プロバイダにプロキシサーバー名とサービスポート番号を問い合わせて下さい。

  3. ブラウザにプロキシサーバー名とそのサービスポート番号を設定します。 (全てのウェブページの閲覧がここで設定したプロキシサーバーを通して行われます。)

    念のため、Windows 標準添付のブラウザであるIE(Internet Explore)のプロキシサーバーの設定例として ブラウザIE6.0(Internet Explore)のプロキシサーバーの設定例(Windows 95/98/Me/NT/2000)ブラウザIE6.0(Internet Explore)のプロキシサーバーの設定例(Windows XP)を示しておきます。

    ご加入のプロバイダのプロキシ(代理)サーバーが利用できない場合は、公開プロキシサーバーを利用することになります。 公開プロキシサーバーのプロキシサーバー名とサービスポート番号をご存知の方は、是非、掲示板まで、ご連絡をお願します。

    注)公開プロキシサーバー以外のプロキシサーバーは、無断で使用しないようにしましょう。
      (泥棒になりますよ。)

  4. 当たり前のことですが、インターネット上のプロキシサーバーを通して、Webサーバーにアクセスする訳ですから、自サイトのWebサーバーであっても、
    http://192.168.1.2/やhttp://www/という様なプライベートアドレスやフルドメイン(FQDN)表記ではないホスト名では、アクセス出来なくなります。

11. おまけ その2(標準ポート80番以外での公開とURL転送の方法)

プロバイダ(Yahoo!BBさん等)で、WWWサーバー用の標準サービスポート80番が使用出来ないか、Worm等の不正アクセスから守る為、 WWWサーバーを標準ポート80番以外で公開する方法について、示します。 ここでは、検索エンジン等への登録の都合により、トップページへのアクセスは、「http://example.com/」で、ポート番号を隠します。

  参考サイト:ryujinさんの情報交換室 「転送URLを試してみました」 - ryujin 2002/03/14- No.41

私見ですが、特殊なフレームを使用するとアクセスするポート番号を全て隠せますが、最初のトップページへのアクセスだけを隠すだけで 良いと考えます。 (トップページから各ページへのアクセスは、リンクをたどる訳ですから、ポート番号が表示されても利用者の便宜を損ねません。)

12. WWWサーバーの運用エラーについて

WWWサーバーエラーについては、いとのページさんのAN HTTPDエラーメッセージ集に記載されている内容をご一読願います。 また、AN HTTPdおよび Apache のログファイルの読み方については、WWWサーバーのHTTP Logファイルの読み方をご覧願います。

13. CGI (Common Gateway Interface) に関する動作確認の基本的な知識について

CGI の動作確認に関しては、上記のWWWサーバの動作確認が終了していれば、ローカル(LAN内)で動作確認が出来れば、 そのままインターネット上への公開出来ていますので、特筆すべきものは、何もありません。しかし、CGI は、サーバーに負荷をかけます。 掲示板などをサーバーに設置される方は、Tips For Better CGI Program を是非読んで下さい。CGIの質疑応答集も読んで下さいね。

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