作成日:2001年06月01日、更新日:2005年10月23日 作成:鷹の巣

無料のサブドメイン名(example.hn.org)を取得し、非固定(動的)IPアドレスで、自宅サーバ(WWW,FTP,SMTP,POP)を立上げる手順を紹介します。


手順A.サブ・ドメイン名でのサーバーの運用

目次

1.Dynamic DNSへのサブドメイン名の登録

2.サーバーのインストールと設定

●Windowsの方は、

  1. WWWサーバー
  2. CGI(Common Gateway Interface)
  3. FTPサーバー
  4. メールサーバー
  5. SSHサーバーとSSHクライアント(Windows 用暗号化ファイルの送受信)
  6. その他

●LinuxやMacOSの方は、

3.メールサーバを立ち上げる時の注意事項


1. Dynamic DNSへのサブドメイン名の登録 注)

注)Dynamic DNSとは、非固定(動的)IP(Internet Protocol)アドレスに対して一意(固定)のサブ・ドメイン名を提供するサービスで、このサブ・ドメイン名を使用する   ことにより自宅サーバの公開が可能になります。2002年現在のところ、DNS正引きパケットの通信量が小さいこと等から、多くは、無料でサービスが受けられます。

  1. これから格安の自分のドメイン名で自宅サーバーを立ち上げる方は、まず、サブ・ドメイン名にてサーバを運用しておいた方が無難です。 固定IP、非固定IP(動的IP)アドレスを問わず、無料サービスのDynamic DNSでまずサーバを運用しましょう。 Dynamic DNSを利用する場合は、サブドメイン名は、example.2y.netの様な名前になり、2y.netの部分は、Dynamic DNSを サービスしているサイトで決まります。exampleの部分は、自分の好きな名前をつけることが出来ます。 私もsakaguchi.2y.netというサブドメイン名を一部利用させて頂いております。 2y.netの部分は、Free Dynamic DNS(無料ダイナミックDNS一覧)で、選択して下さい。短い名前が好まれる様です。 (この2y.netのサブドメイン名を提供するDHSは、2002年7月より、年間US$5の有料になりました。)

  2. Dynamic DNS Clientソフトをインストールして、常駐させておけば、(サブ)ドメイン名のIPアドレスの自動更新ができます。 「DiCE DynamicDNS Client (自宅でインターネットサーバー)」(フリーウェア)は、Windows と Linux のclientソフトですが、 MacOSの方も、ここでDynamic DNSのしくみを理解してください。ダイナミックDNS更新ソフトWindows版DiCEの設定例もご覧願います。 (このソフトは、IPアドレスを常時監視し、IPアドレスが変化した場合に自動更新を行ってくれる非常に有難いClientソフトです。)

    このサイトのDiceさんのフリーDynamicDNSサイト一覧& Diceサポート表Dynamic DNS Providers List(英文)さんの ホームページの表にDynamic DNSを行っているサイトが多数、記載されています。 尚、メールサーバを立ち上げられる方は、これらの表で、「MXレコード登録」が出来なければ、なりません。 自分のドメインでの運用を行わないのであれば、Diceさんの一覧表の日本語のサービス(dyn.toを除く)サイトがオススメです。

  3. サブドメイン名での評価は、KVTek - DDNS Services Ratings(英語)にベスト21が記載されています。(掲示板No.628 HAL2000さんより

  4. 当サイトでは、将来、サブドメイン名ではなく、自分のドメイン名(example.com)で運用することも視野に入れるため、前出の Dynamic DNS Providers List(英文)のホームページの表のDomains?欄やフリーDynamicDNSサイト一覧& Diceサポート表 フルドメイン名サポート欄で、自分のドメイン名が無料で利用できるサイトを選択しています。

  5. 従いまして、HAMMERNODEサブ・ドメイン名(XXXXX.hn.org)を登録します。

    登録・設定の方法は、「自宅サーバ構築メモ」 by a-kさんの所の「とりあえずダイナミックDNSに登録してみる」へ行ってください。 (こちらに詳しく、HAMMERNODEのサブ・ドメイン名の登録・設定の手順が載ってます。)
  6. LinuxやMacOSのclientソフトは、HAMMERNODEのdownloadサイトにあります。 Linuxは、hammernode.pl(perlのスクリプトで右クリックで保存。「MIME/Base64.pm」のモジュールが必要。)、 MacOSは、Dynamic DNS Client-Critical Patch+Instructionsをダウンロードしてインストールする必要があります。

     
サブドメイン名の登録方法は、以下の所にあります。(登録と設定方法の解説サイトを募集中です。)
  左矢印サブドメイン名の登録と設定方法の解説サイトリンク集
ダイナミックDNSの自動更新ソフトの設定例は、以下の所にあります。(登録と設定方法の解説サイトを募集中です。)
  左矢印ダイナミックDNS自動更新ソフト設定方法の解説サイトリンク集

2. サーバのインストールと設定

さて、この項は、手抜きします。理由は、メールサーバを除いて、既に多数のホームページで紹介されているからです。 従って、下記に記載のリンク先以外で、インストール方法や設定方法をご存知の方は、ご訪問者リンクへの登録をお願いします。

Windowsの方は、

参考書として「全部フリーソフトでつくる自宅サーバfor Windows」(ISBN4-89977-008-1 C3055 \1980E)を推奨します。 初期費用だと割り切ってこの本を買って読んだ方が時間の節約になります。 サーバの知識がなくてもこの本を読むとインスールと設定が楽にできます。(現に私でも出来ました。)この本では、

等が採用されており、インストールと設定ついて詳しく、書かれています。この本の「はじめに」より引用させて頂くと、 「Windowsで、お金をかけることなく、簡単に、をモットーとして気軽に自宅サーバーを立ち上げる方法を解説していきたい。」と抱負を述べられております。 この本を読んだ私の感想を追加させて頂くと、採用されているサーバソフトは、どれも機能が優秀で安定しており、設定が易しく、 何よりも日本語ソフトを優先していることです。私は、この本の筆者の林 孝和さんの選択眼に敬服します。 「鷹の巣」のホームページもこれらのサーバソフトで安定して常時運用しています。

以下に私の考えと設定例を示します。

a. WWWサーバは、AN HTTPD(Windows9x/Me/NT/2000/XP用httpd)

  1. バージョンにもよりますが、私の経験では、Windows版のApacheよりAN HTTPDの方が安定していると考えています。 OSがWindowsの方は、迷うことなくAN HTTPDをインストールしましょう。Apache 同様バーチャルホスト機能を実装しています。 AN HTTPDのバーチャルホスト機能については、バーチャルホストの動作テスト用ウェブページをご参照願います。

  2. AN HTTPDの設定は、初期設定が適切に設定されているため、比較的簡単に設定ができます。 基本的には、「オプション一般」設定の「一般」タブでホームページ(index.htmlファイル)を置くディレクトリを、ドキュメントルートで指定する程度で設定が終わってしまいます。 その他の設定方法もreadme.htmlをよく読めば、設定出来ます。

WWWサーバーのインストールと設定例(設定方法の解説サイトを募集中です。)
  左矢印Windows用WWWサーバー設定方法の解説サイトリンク集

b. CGI(Common Gateway Interface)

セキュリティ上、最も弱くて、サーバーに最も負荷をかけているのがこのCGIです。 しかし、これを承知で、実施しないことには、掲示板等が 設置出来ませんし、インターネットの双方向通信の良いところが半減してしまいます。 私のサイトでは、PHPよりも動作が鈍いのですが、枯れていると思われるPerlを使用しています。 Windows用のPerlは、UnixのPerl5から移植されたActive Perlを使用するのが、最良です。 理由は、Perlのソースリストの手直しが最も少ないからです。 とは言うものの多少の注意は、必要ですから、自宅サーバー用CGI(Common Gateway Interface)の質疑応答集もご覧願います。

Windows用Active Perl関係とPHP(PHP: Hypertext Preprocessor) 関係のインストールと設定例(設定方法の解説サイトを募集中です。)
  左矢印Windows用CGI(Common Gateway Interface)設定方法の解説サイトリンク集

c. FTPサーバは、Tiny FTP Daemon

Tiny FTP Daemonには、詳細なヘルプファイルがあり、これだけをダウンロードして、読むだけでも勉強になります。

Tiny FTP DaemonをWindows NT/2000/XPにインストールする場合は、注意して下さい。 標準のインストール先は、C:\Program Files\TINYFTPD で、Program と Filesの間に半角スペースが入っているフォルダにインストール されます。この様な半角スペースが入っているフォルダ名にインストールしますと、Tiny FTP Daemonの「サービス設定ユーティリティ」 でサービスに登録だけは、出来るのですが、サービス起動しません。OSの管理ツールのサービス画面から、Tiny FTP Daemonを 右クリックし、サービス開始操作を行いますと、「Can't Set Current Directory(123)」とエラーが出て、サービス動作ができません。 サービス動作を行わせるには、必ず、半角スペースが入っていないフォルダにインストールして下さい。

サービス動作は、画面右下に起動アイコンが出なくて、設定ファイルも覗けないので、ログアウト時に落ちても良いのであれば、 All Usersの「スタートアップ」フォルダに起動アイコンのショートカットを登録する方法もあります。

FTPサーバーとFTPクライアントのインストールと設定例(設定方法の解説サイトを募集中です。)
  左矢印Windows用FTPサーバー設定方法の解説サイトリンク集

d. メールサーバーは、Radish(Windows95/98/Me/NT/2000/XP用)

私がインターネット用Mail Serverとして、Radishを使用した理由は、以下の特徴があり、機能的には、ArGoSoft Mail Server Plus版と同等です。機能的に上を見れば、きりがありませんが、メーリングリスト等を望まない限り、安心して使用出来ます。

また、Webページからフォームメールを送信することもできます。実際に使用している例として、「鷹の巣」の自宅サーバーへの連絡メール自宅メールサーバー受信試験用入力があります。詳細は、Windows自宅サーバー用フォームメールの設定方法(総集編)をご参照願います。

  1. 全体(Ver.3.0.0-b027)の特徴

  2. SMTPサーバー(Ver.3.0.0-b027)の特徴

  3. POP3サーバー(Ver.3.0.0-b027)の特徴

注)
  1. POP before SMTPについては、おいでんホームページさんの【おいでん講座:POP before SMTPとは何ぞや?】をご参照願います。 DRAC(Dynamic Relay Authorization Control)のこと等も記載されています。

メールサーバーとメーラ(メールクライアント)について(設定方法の解説サイトを募集中です。)
  左矢印Windows用メールサーバーの設定方法の解説サイトリンク集
注)

  1. ここで言うSMTP認証とは、「SMTP-LOGIN」方式です。「AUTH CRAM-MD5」方式の様なパスワードの暗号化は、行われません。 SMTP認証以外にPOP before SMTPがあります。POP before SMTPについては、おいでんホームページさんの 【おいでん講座:POP before SMTPとは何ぞや?】をご参照願います。 DRAC(Dynamic Relay Authorization Control)のこと等も記載されています。

e. SSHサーバーとSSHクライアント(Windows 用暗号化ファイルの送受信)(設定方法の解説サイトを募集中です。)

  1. 基本的にFTPサーバーのサーピスポート20番と21番を開放してアップロードするより、セキュリティ上、遥かに安全です。(バグがない時の話です。)
  2. Windows 95/98/Me/NT/2000用ですが、実用上ファイル保護のあるWindows NT/2000で使用した方が良いでしょう。
  3. このファイルの暗号化送受信をルータを越えて行うには、サーバー側は、SSHリモートログイン用のTCPサーピスポート22番のポートフォワーディングが必要になります。
  4. 参考サイトとしては、OpenSSHWindows & Macをご参照願います。
    左矢印Windows用SSHサーバー設定方法の解説サイトリンク集

f. その他(設定方法の解説サイトを募集中です。)

現在のところ、ストリーミングサーバーとグループウェア用サーバーのリンクがあります。

左矢印Windows用その他のサーバーの設定方法の解説サイトリンク集

LinuxやMacOSの方は、

 上記以外の参考書で自力で、インスールと設定を行ってください。

  1. PC-UNIX(FreeBSDU等)やMacOSの場合は、経験がありませんので、割愛します。 ただ、PC-UNIXの場合は、インストール時に必要最小限のモジュールをインストールする(X-Windowなんかはインストールしない)ことと、 インストール時のサーバ名入力時にドメイン名をちゃんと入力しておけば、後は、なんとかなんるじゃないのかなと簡単に考えています。 (sendmailは、サーバ名とドメイン名が一致しないと動作しないため) Windowsの様にサーバソフトをかき集めなくても雑誌の付録にパッケージで供給されるため、(長いものには、巻かれたくありませんが) 後々の保守時間と運用コストのことを考えるとPC-UNIXということになります。

    「鷹の巣」の覚書きLinux用設定リンク
    左矢印Linux用サーバー設定方法の解説サイトリンク集

  2. しかしながら、MS-DOSの時代には、戻りたくないし、あのドキュメント性のないC言語は、正直うんざりだし(失礼)、 Basicと比べるとC言語は、高級言語ではないし(失礼)、英語は弱いしで只今、検討中(勉強中)です。 サーバは、FreeBSDが参考書が多くて良いと思ってたら、最近は、Linuxの参考書も多くなってきました。 しかし、グローバルIPアドレスが8個の専用線接続の参考書が多く、IP1個でやるには、それなりのネットワークの知識が要求されます。 RedHat Linuxサーバの設定がWindowsクライアントのGUIで設定できるのが、CD付きの参考書であり、ちょっと色気を感じています。

3. メールサーバを立ち上げる時の注意事項(老婆心ながら追記します)

メールサーバを実用的に使うには、24時間起動していなければならず、サーバ専用機(低消費電力が望ましい)が一台必要です。 Windowsでは、少なくともWindowsNTかWindows 2000 Professionalを使用するとともに、ファイルシステムは、保安上NTFSにします。 また、24時間クラッカーの脅威にさらされることを覚悟しましょう。

サーバ専用機には、十分なメモリ容量を搭載し、メモリスワップをなくすとともに、サーバの起動と停止を少なくして、メモリリークを少なくします。

Windows95,98,Me等のシングルユーザ・擬似マルチタスクのOSでしたら、メールサーバの常用は、あきらめましょう。 (経験がありませんが、電源投入後、わずか49日で固まるという話です。) ただし、サーバを短時間だけ立ち上げ、送信専用?に使ったり、自メール同士の送受信を試験したりすることは、是非やりましょう。

これ以外のメールサーバーにIMS EMWACやXMailという上級者向けのものもあります。

自宅のメールサーバは、一般的にプロバイダ(接続業者)のメールサーバに比べて、信頼性が落ちます。 必ず、非常用として、プロバイダ(接続業者)又は、フリーメールのメールアドレスも確保しておきましょう。 私の場合、結構プロバイダを転々としましたので、1999年3月よりインターネットを始めて、現在までに保持している唯一のメールアドレス は、Hotmail と Geocities の無料メールです。

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