作成日:2001年08月27日、更新日:2002年10月05日 作成:鷹の巣

Windows95/98/Me/NT/2000/XPの標準メーラ(メールクライアント)Outlook Expressのメールアドレス設定例を紹介します。


Outlook Expressのメールアドレス設定例

以下の説明では、ルータのプライベートIPアドレス(局所機番)を192.168.1.1とし、               
メールサーバーをインストールしたマシンのプライベートIPアドレス(局所機番)を192.168.1.2としています。

POP before SMTPではなく、SMTP認証機能(SMTP-LOGIN認証)を使用する設定例です

Windows標準添付のメールクライアントOutlook Expressに、ユーザ名 webmaster のメールアドレスの登録を行います。

Windows標準添付のメールクライアントOutlook Express を起動し、「ツール(T)」-「アカウント(A)」の「メール」タブで ユーザ名のメールアドレスを設定します。電子メールアドレス webmaster@example.hn.org やwebmaster@example.comの ユーザ名(太字部分)の登録を行います。ここでは、webmasterを例に登録して行きます。 webmasterの登録が終わりましたら、送受信テストを行い、確認した上で、postmaster等の他のメールアドレスの登録も行ってください。

以下の設定図は、Windows標準添付のメールクライアントOutlook Express Ver.5.50 (6.0)で作成致しました。

1. 全般タブの設定

サブ・ドメイン名(example.hn.org)やドメイン名(example.com)で使用する電子メールアドレス
 webmaster@example.hn.orgやwebmaster@example.com の@より左の部分の登録を行います。
ここでは、webmasterを例に登録して行きます。

メールアドレスの全般タブの設定

メールアカウント欄には、メールアカウント(ユーザ名)の識別名を入力します。

ユーザー情報の名前欄には、メールアカウントの使用者名をを入力します。

ユーザー情報の電子メールアドレス欄には、メールアドレスwebmaster@example.comを入力します。

「メールの受信時および同期時にこのアカウントを含める(I)」は、POP before SMTP機能(送信前にPOPによる接続認証を行う)場合は、チェックします。(チェックを入れておいた方が便利です。)ArGosoft Mail Server の場合は、SMTP認証を使用出来ますので、チェックを入れなくても送信が可能です。

2. サーバータブの設定(サーバー機内メールクライアント用

メールクライアントがメールサーバと同じコンピュータにある場合は、 下記のようにPOP3サーバとSMTPサーバには、自分自身を意味するIPアドレスの「127.0.0.1」を入れた方が良いです。 このIPアドレスを使用しますと、LAN内のインターネットプロトコルであるTCP/IPの影響を受けなくなります。(メール試験時に役立ちます)

又、自宅サーバー内にBIND等のDNSサーバを起動している場合で、SMTPサーバ名やPOPサーバ名を解決できる場合でもIPアドレスを直接入力しておく方が、DNSサーバの影響を受けにくくなります。

メールアドレスのサーバータブの設定(サーバー機内メールクライアント用)

上記の設定で、メールを送信するには、Do Not Authenticate Following IP Address欄にメール送信に認証を必要としないサーバ機自身のプライベートIPアドレス(127.0.0.1)を必ず入力しておいて下さい。(認証を必要としない=ユーザー名とパスワードは何であっても送信出来ます。)

3. サーバータブの設定(サーバー機以外のメールクライアント用

下記のようにPOP3サーバとSMTPサーバの入力欄には、サーバ機のLAN内の固定IPアドレス「192.168.1.2」を入れます。注)受信メールサーバーには、メール読み出し時のPOP3認証データを設定します。メールアドレスwebmaster@example.com  の@より左の部分の登録を行います。

メールアドレスのサーバータブの設定(サーバー機以外のメールクライアント用)

メールサーバーのUsersの設定にて登録しているアカウント名とパスワードと同じ値を入力します。アカウント名欄には、ここでは、webmasterを入力しています。リモート接続でない場合は、「パスワードを保存する」にチェックを入れます。

注)ルータにもよりますが、ルータにメール着信表示がある場合には、

POP3サーバーとSMTPサーバーの入力欄には、(サブ)ドメイン名の example.hn.org を設定し、ルータのPOP3ポート110番も 手順Bの項3の静的NAT結合させる必要があります。

送信メールサーバーの「このサーバーは認証が必要」にチェックを入れ、「設定」押しボタンを押しますと、下下の「送信メールサーバーのログオン情報の確認」画面が表示されます。

4. サーバータブの設定(インターネット上のリモートメールクライアント用

ArGoSoft Mail Server に実装されている機能は、SMTP-LOGIN と POP3 です。リモート端末から、自宅メールサーバーをご使用してメールの送受信を行う場合は、インターネット上にパスワード等がそのまま流れますので、ご注意下さい。

下記のようにPOP3サーバとSMTPサーバの入力欄には、サーバ機のインターネット上のサブドメイン名「example.hn.org」やドメイン名「example.com」を入れます。注)

メールアドレスのサーバータブの設定(サーバー機以外で、インターネット上のリモートメールクライアント用)

受信メールサーバーには、メール読み出し時のPOP3認証データを設定します。電子メールアドレスwebmaster@example.com  の太字部分の登録を行います。メールサーバーのUsersの設定にて登録しているアカウント名とパスワードと同じ値を入力します。アカウント名欄には、ここでは、webmasterを入力しています。リモート接続の場合、「パスワードを保存する」のチェックを外した方が安全です

注)ルータを使用していて、リモート接続でメールを読み出す場合は、

ルータのPOP3ポート110番も手順Bの項3の静的NAT結合させる必要があります。

送信メールサーバーの「このサーバーは認証が必要」にチェックを入れ、「設定」押しボタンを押しますと、次の「送信メールサーバーのログオン情報の確認」画面が表示されます。

5. 送信メールサーバーのログオン情報の確認

ログオン情報に「受信メールサーバーと同じ設定を使用する」が選択されていることを確認して、「OK」押しボタンを押します。

メールアドレスのサーバータブの設定(送信メールサーバーのログオン情報の確認)

この設定は、メール読み出し時に使用するPOP3認証のユーザー名とパスワードを使用して、SMTP認証を行い、メールを送信します。メールサーバー側にて、Enable SMTP Authentication と Use POP3 User Names and Passwords にチェックが入っている必要があります。(POP before SMTP機能ではありません。SMTP-LOGIN認証です。)

6. 接続タブの設定

このタブは、初期設定状態のままで使用します

メールアドレスの接続タブの設定

「このアカウントには次の接続を使用する(U)」のチェックは、ブラウザと同じ設定で良いです。

7. セキュリティタブの設定

このタブは、初期設定状態のままで使用します

メールアドレスのセキュリティタブの設定

8. 詳細設定タブの設定

このタブは、初期設定状態のままで使用しても結構です

ただ、ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionのメール容量の制限が5MBなので、これを超えるメールを送るとメールサーバ側でエラーになってしまいます。分割送信を実装しているOutlook Expressでは、一回に送信するメール容量の制限を5000KBに設定しておいて下さい。

メールアドレスの詳細設定タブの設定

サーバのタイムアウトですが、私の場合、LAN内(100Mbit/sec)で、メールサーバとクライアントが接続されますので、そのままの1分にしています。

ArGoSoft Mail Server Freeware versionのメール容量の制限値は、5MBです。「次のサイズよりメッセージが大きい場合は、分割する(B)」にチェックを入れて、送信容量を5MBに制限すれば、それ以上のファイルも分割して送れます。LAN内でファイル共有をせずに大容量のファイルをメールでLAN内の他のマシンに送信される物好きな方(私がそうです)は、設定してください。

自宅サーバの場合は、ハードディスクの容量に余裕があるでしょうから、「サーバにメッセージのコピーを置く(L)」にチェックを入れることを推奨します。このように設定すれば、メールをサーバ内に蓄積でき、クライアント側でのメールのバックアップが不要になります。なんかPOP3じゃなくてIMAP4 (Internet Message Access Protocol version 4)みたいになってしまいますが。

上記のメールクライアントは、Outlook Expressの設定例でしたが、他のメールクライアントでも設定方法は、よく似ています。メールクライアントによっては、POPサーバを設定する欄がなくて、いきなりPOPユーザ名を設定するものもありますが、この様な場合には、POPユーザ名欄に webmaster@192.168.1.2 や webmaster@127.0.0.1 と設定するだけです。

9. メールクライアントOutlook Expressのメールアドレス設定例その2

POP before SMTPではなく、SMTP認証機能を使用する設定例その2です。送信する場合のユーザー名とパスワードが全てのメールアドレスで共通になりますので、この設定は、お薦め出来ません。Windows標準添付のメールクライアントOutlook Expressに、ユーザ名 webmasterのメールアドレスの登録を行います。

10. メールサーバー側のSMTP Authenticationタブの設定

Enable SMTP Authenticationにチェックを入れ、Use POP3 User Names and Passwordsのチェックを外します。単一のSMTPのユーザー名とパスワードを使用してSMTP認証を行います

ArGosoftメールサーバー側のSMTP Authenticationタブの設定

Do Not Authenticate Following IP Address欄は、何も入力しなくてもメールが送信出来ます。上記の例では、サーバ機自身のIPアドレス(127.0.0.1)が、入っていますが、無意味です。空欄でも同じです。

11. メールクライアント側のサーバータブの設定

下記のようにPOP3サーバとSMTPサーバの入力欄には、サーバ機のLAN内の固定IPアドレス「192.168.1.2」を入れます。注)

受信メールサーバーには、メール読み出し時のPOP3認証データ(パスワード)を設定します。

メールアドレスのサーバータブの設定(メールクライアント用その2)

電子メールアドレスwebmaster@example.comの太字部分の登録を行います。メールサーバーのUsersの設定にて登録しているアカウント名とパスワードと同じ値を入力します。アカウント名欄には、ここでは、webmasterを入力しています。リモート接続でない場合は、「パスワードを保存する」にチェックを入れます。

注)ルータにもよりますが、ルータにメール着信表示がある場合には、

POP3サーバーとSMTPサーバーの入力欄には、(サブ)ドメイン名のexample.hn.org を設定し、ルータのPOP3ポート110番も手順Bの項2の静的NAT結合させる必要があります。 送信メールサーバーの「このサーバーは認証が必要」にチェックを入れ、「設定」押しボタンを押しますと、次(下)の画面が表示されます。

12. 送信メールサーバーのログオン情報の確認

ログオン情報に「次のアカウントとパスワードでログオンする」を選択します。アカウント名とパスワード欄にメールサーバー側のSMTP Authenticationタブの設定で入力したものと同じ値を入力します。リモート接続でない場合は、「パスワードを保存する」にチェックを入れます。「OK」押しボタンを押します。

メールアドレスのサーバータブの設定の送信メールサーバーのログオン情報の確認(メールクライアント用その2)

この設定は、単一のSMTPのユーザー名とパスワードを使用してSMTP認証を行い、メールを送信します。(POP before SMTP機能ではありません。SMTP認証です。)

以上で、メールアドレスの設定が終わりました。次にメールクライアントのOutlook Expressのオプション設定を設定して下さい。

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