作成日:2001年08月27日、更新日:2003年09月22日 作成:鷹の巣

Windows95/98/Me/NT/2000/XP用のメールサーバーArGoSoft Mail Server(英語)Freeware versionの設定例を紹介します。


ArGoSoft Mail Server(Windows用)フリーウェア版の設定例

以下の説明では、ルータのプライベートIPアドレス(局所機番)を192.168.1.1とし、
メールサーバーをインストールしたマシンのプライベートIPアドレス(局所機番)を192.168.1.2としています。

*** 重要 ***
Dream-Seedさんのご投稿による「ArGoSoft Mail Serverは、POP before SMTPではなくSMTP-AUTHを実装しているのでは?」 (2001年12月19日の掲示板No.717)により検証し、2002年1月5日に設定例をPOP before SMTPではなく、SMTP認証に変更致しました。 お手数ですが、以前に設定されたの方は、ArGoSoft Mail Serverのバージョンを1.7.0.3 以上にし、設定の変更をお願い致します。
以下の設定図は、ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionのVer.1.8.4.1(2003年9月14日付)で作成致しました。

目次

  1. ArGoSoft Mail Server (英語)Freeware versionの概要
  2. メールサーバーの設定例
  3. メールサーバーのユーザ名の設定例

1. ArGoSoft Mail Server (英語)Freeware version の概要

私がArGoSoft Mail Server(英語)Freeware versionを推奨する理由は、フリーウェアであるということ以外に、メールサーバーの設定としては、他と比べて簡単な部類に入り、実用的であるということです。機能的に上を見れば、きりがありませんが、メーリングリスト等を望まない限り、安心して使用出来ます。

  1. ArGoSoft Mail ServerFreeware versionは、メール送信の方は、容量5MBまでの制限付ですが、SMTP認証注1機能があり、機能的には、十分ですし、英語ですが、設定も簡単です。容量の大きい添付ファイルは、FTPで取りにきてもらいましょう。(メール容量5MB以上のメールを送る場合は、Outlook Express等の分割送信可能なメーラを利用すると可能になります。現に私は、LAN内で、1GBを超える添付ファイルをクライアント機に送ったりしています。)

  2. メール受信の方は、メール受信容量やメールアドレス数の制限は、ありません。

  3. Webフォームからメールを送信する場合は、このメールサーバーにsendmail.cgiというPerlスクリプトを使用すれば、可能になります。実際に使用している例として、自宅メールサーバー受信試験用入力があります。詳細は、Windows自宅サーバー用フォームメールの設定例をご参照願います。

  4. インストールは、極めて簡単です。ArGoSoft Mail Server Downloadで、ArGoSoft Mail Server (Freeware)[agsmail.exe]をダウンロードし、クリックして下さい。インストール先は、標準では、
    C:\Program files\ArGo Software Design\Mail Serverですが、出来ましたら、Windowsのシステムの入っているドライブCをC以外に変更して、インストールされることを推奨します。理由は、
    C:\Program files\ArGo Software Design\Mail Server\ユーザ名というフォルダにメールユーザの設定値とメール本文が蓄積されるからです。

注)
  1. ここで言うSMTP認証とは、「SMTP-LOGIN」方式です。「AUTH CRAM-MD5」方式の様なパスワードの暗号化は、行われません。 SMTP認証以外にPOP before SMTPがあります。POP before SMTPについては、おいでんホームページさんの【おいでん講座:POP before SMTPとは何ぞや?】をご参照願います。 DRAC(Dynamic Relay Authorization Control)のこと等も記載されています。

  2. メールサーバに蓄積されたメールで、どうしてもメールクライアントより読み出せないエラーメールがあります。 ketsuさんより情報をご提供頂き、メールサーバのエラーメールを削除するツールの必要性を感じました。 念のため、エラーメールを削除するツールをVectorさんの迷惑メール対策で入手してご使用して下さい。

    私自身は、メール削除ソフトとして、MailDel for Windows 95/98/Me/NT/2000を使用しました。 私の使用例は、自宅メールサーバー用メール削除ソフト(MailDel for Windows 95/98/Me/NT/2000)の設定例にあります。 ただ、メールヘッダでエラーを生じた場合は、このメール削除ソフトが落ち、使えませんでした。

    従って、最終的には、エクスプローラで、削除しなければならないことも念頭におく必要があります。
    ArGoSoft メールサーバ (英語)フリーウェア版と Outlook Express のFAQとエラー一覧表のFAQ51に示します様にユーザ情報及びユーザ毎に蓄積しているメールデータは、標準インストールでは、
       C:\Program files\ArGo Software Design\Mail Server\ユーザ名
    というディレクトリの中にあります。

  3. ルータにメール着信機能がない場合は、Vector さんの「マルチアカウント対応"軽量"メールチェッカー」を入手し、サーバ機にインストールすれば、便利です。 私の設定例は、自宅サーバー用マルチアカウント対応メールチェッカーB's Biff for Windowsの設定例にあります。

2. メールサーバーの設定例

ここで説明している設定例は、参考書として推奨している「全部フリーソフトでつくる自宅サーバfor Windows」 とは異なりますので、ご注意願います。 POP before SMTPではなく、SMTP認証機能を使用しています。ArGoSoft Mail Server に実装されている機能は、SMTP-LOGINと POP3です。リモート端末から、自宅メールサーバーをご使用してメールの送受信を行う場合は、インターネット上にパスワード等がそのまま流れますので、ご注意下さい。

メールサーバを起動し、「Tools」-「Options」で以下の設定を行います。

 「Tools」-「Options」でのタブ内容の設定をまとめますと以下の様になります。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionの設定例
タブ名 設 定 例
General DNS Server欄にプロバイダのプライマリネームサーバのIPアドレスを記入し、全てチェックを入れます。
Allow Relay欄の欄は、必ずチェックします。
このチェックが入っていないとSMTPサーバが動作しません。
受信専用(?)で使用される方だけチェックをはずしてください。
Local Domains サブ・ドメイン名(example.hn.org)やドメイン名(example.com)をAddボタンにて登録します。
Ports SMTP欄が25、POP3欄が110、Finger欄が79になっているのを確認し、Web Inteface欄を80番以外に設定します。
Logging すべてチェックをいれることを推奨します。
SMTP Authentication Enable SMTP Authentication と Use POP3 User Names and Passwordsのチェックを入れ
POP3のユーザー名とパスワードを使用してSMTP認証機能を有効にします

Do Not Authenticate Following IP Address欄には、自己診断用のIPアドレス(127.0.0.1)だけを入れます。
注)メールクライアントがLAN内だけの場合は、POP3ポート110番の静的NAT結合は、不要です。

注)LAN上のメールクライアント機がDHCP機能によって、非固定IPアドレスを使用している場合は、
  Do Not Authenticate Following IP Address欄には、
  192.168.1.2~254 や 192.168.1.*のような省略した書き方はできません。 <---重要

「上記の表では、わからん」という方は、下図をご覧ください。以下の設定図は、ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionのVer.1.8.4.1で作成致しました。(2003年9月14日付のバージョンです。)

2.1.ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionの起動画面

メールサーバーを起動しますと、下図の様な画面になります。(最初は、ポート番号は、25と110と79と80が使用されます。)
ただし、項2.3の「Generalタブの設定」で、Web Interfaceを使用しなければ、使用されるポート番号は、25と110と79だけになります。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionの起動画面

この行の押しボタンは、画面左より
運転押ボタン メールサーバーの運転、 停止押ボタン メールサーバーの停止、 サスペンド押ボタン メールサーバーのサスペンド
交信記録の表示押ボタン メールサーバーの交信記録の表示、 オプション設定押ボタン メールサーバーのオプション設定
ユーザー設定押ボタン メールサーバーのユーザ設定、 ヘルプ押ボタン メールサーバーのヘルプ
となっています。

画面下端の内容は、左よりDelivery onがメール配達可(送信可能)を表し、Connectionsの右側が接続クライアント数を表し、Pendingの右側が配達未完了のメール数を表し、Deliveringの右側が配達中のメール数を表しています。

2.2.最新版検査画面の設定

起動画面より下図の赤丸印をクリックすると、右図の画面が現れ、「Go」ボタンを押すと最新版かどうかを調べることが出来ます。最新版でなければ「Download Update」ボタンを押して下さい。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionの最新版検査画面

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionの最新版検査クリック画面

上記、起動画面のオプション設定押ボタン(Options)押しボタンを押して、以下のOptions設定を行います。

2.3.Generalタブの設定

DNS Server欄にプロバイダのプライマリネームサーバのIPアドレスを記入し、Allow Creation of Accounts from Web(Webページよりメールユーザー名の追加許可)欄以外は、全てチェックを入れます。このDNS Serverは、メール送信時に送信先の名前を解決し、送信先のIPアドレスに変換する重要なサーバーですから、プロバイダのマニュアルを見て設定して下さい。(こちらのFAQとエラー一覧表のFAQ57とFAQ58とFAQ59を見て解決する方法もあります。)

下の例では、プロバイダWAKWAK西日本ADSL用のプライマリDNSサーバーのIPアドレスを入れています。ASAHI-NETさんの場合は、202.224.32.1というようにプロバイダによって変わります。接続する度に変わったりするグローバルIPアドレスでは、ありません。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionオプション設定のGeneralタブの設定画面

DNSサーバーを設定しましたら、その右のDNSサーバーテスト押ボタンボタンを押して下さい。正しいDNSサーバーが設定されていれば、下図の様な使用確認メッセージが現れます。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionオプション設定のGeneralタブの設定画面のDNSサーバー検査結果表示画面

Allow Relay欄は、必ずチェックします。このチェックが入れないとSMTPサーバが中継(送信)動作しません。受信専用(?)で使用される方だけチェックをはずしてください。

ArGoSoft Mail Server Freeware version では、「Load Server at Windows Startup」と「Automaticallty Start the Server」にチェックが入っていてもサービス動作は行いません。従って、ログオフしたまま、長時間放置しますと、メールが受信エラーになります。サービス動作を行いたい場合は、「Load Server at Windows Startup」のチェックを外し「sexe注)を使用して、サービス動作させて下さい。(サービス設定画面で、ArGoSoft Mail Serverを選択し、右クリックし、プロパティをクリックして、スタートアップの種類を「自動」にして下さい。)

注)「sexe」は、普通のプログラムを WindowsNT/2000/XP でサービス動作させるユーティリィティです。

Local Host欄は、HELO(EHLO)コマンド使用時のホスト名として使用されます。空欄にしていても問題なく使用することが出来ますが、送信する相手のSMTPサーバーによっては、ホスト名がFQDN表記でないと受信を拒否する場合があることがわかりました。ホスト名には、電子メールアドレスのusr1@example.comの太字部分(@より右の部分)のホスト名であるexample.comを入力して下さい。

参考:No.8055 Argo Mail Serverのローカルホストの欄をブランクにすると、受信拒否するSMTPサーバーがある。- stakanashi(2003.01.27)

Do Not Use Web Interface(Webページ上よりメール保守機能の使用拒否)欄には、チェックを入れ、ブラウザからの設定やメールを読み出せない様に設定します。後述しますが、このWebインターフェィスを使用する場合は、LAN内での使用に限定すべきです。LAN内で使用してどのような利点があるのかと言いますと、ユーザーによるパスワードの変更が出来る程度です。

Do Not Use Web Interface欄にチェックを入れずに、Allow Creation of Accounts from Web(Webページよりメールユーザー名の追加許可)欄にチェックを入れると、ブラウザからメールのユーザー名の追加設定等が出来る様になります。通常これは、不要な機能ですから、使用しない方が無難です。

2.4.Local Domainsタブの設定

サブ・ドメイン名(example.hn.org)やドメイン名(example.com)をAddボタンにて登録します。

電子メールアドレスusr1@example.comの太字部分注)の登録を行います。下の例では、自サイトのドメイン名 example.jpに自サイトのドメイン名example.comを追加登録しようとしているところです。ダイナミックDNSの場合は、割り当てたサブ・ドメイン名(example.hn.orgなど)を登録します。下記の様に入力して「Add」ポタンを押すと登録できます。

貴サイトが固定IPアドレスである場合は、RFC1123の項5.2.17で、user@[vvv.xxx.yyy.zzz]というIPアドレス(vvv.xxx.yyy.zzz)でも、メールを受信出来ることが要求されます。IPアドレスで、メールを受信するには、このLocal Domainsタブに[vvv.xxx.yyy.zzz](鍵括弧が必要)を追加しなければなりません。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionオプション設定のLocal Domainsタブの設定画面

注)太字部分は、通常、メールサーバーのFQDN表記のホスト名を表わしています。
プロバイダのメールアドレスを見ますと、
user@mail1.example.com
user@mail2.example.com
の様になっています。このmail1とかmail2という部分は、通常、プロバイダのドメイン名にあるホスト名(計算機名)を表わしています。インターネット上で使用するホスト名は、この様にFQDN表記(フルドメイン表記)のホスト名にする必要があります。インターネット上で使用する自宅メール(SMTP)サーバーの場合もFQDN表記のホスト名にする必要がありますが、一台のホスト(計算機)で、構築する場合も多く、またホスト名の部分を短くするのが望ましいことから、ホスト部ドメイン名(例.mail1等)を省略し、ダイナミックDNSで、割り当てたサブ・ドメイン名(example.hn.org)やドメイン名(example.com)をそのまま使用する場合が多く見られます。但し、この様なホスト部ドメイン名を省略したメールアドレスを使用するには、DNSサーバーのMXレコードで、メール配送先をFQDN表記のホスト名から、ホスト部ドメイン名を省略したドメイン名に変更しなければなりません。

2.5.Portsタブの設定

このタブは、初期設定状態のままで使用します

SMTP欄が25、POP3欄が110、Finger欄が79になっているのを確認します。

Freeware versionのVer.1.8.2.6以降にはWeb Interfaceがバナー付で、組み込まれました。Web Interface欄には、初期値80が設定されていますが、既にWebサーバーを稼動されている場合は、このポート番号を80以外に設定します。下の例では、8080番に設定しています。この機能を使用しないつもりで、ここに「0」を設定しますと任意の空きポート番号が割り当てられますので、8000番台の番号を設定されることを推奨します。尚、インターネット側からこのポートにアクセス出来ない様にして下さい。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionオプション設定のPortsタブの設定画面

下図は、サーバー機のブラウザのアドレス欄にhttp://127.0.0.1:8080/と入力して、ArGoSoft Mail ServerのWeb Interfaceを表示した画面です。LAN内のクライアント機からは、http://192.168.1.2:8080/などと入力すれば、表示できます。ただし、http://www.example.com:8080/などと入力して、インターネット上からは、アクセス出来ない様にして下さい。理由は、SSLが採用されていないことやSMTP-LOGIN認証では、パスワードが平文でインターネット上を流れ、パスワードが盗聴される恐れがあるためです。

ブラウザのJavaScriptとcookiesを許可し、LAN内で試したところ、項2.3のGeneralタブの設定で、Do Not Use Web Interface欄にチェックを入れずに、Allow Creation of Accounts from Web欄にチェックを入れると、ブラウザから、メールのユーザー名の追加やパスワードの変更やWebメールの送受信が出来ました。しかし、Allow Creation of Accounts from Web欄にチェックを入れない様にして、メールのユーザー名の追加は出来なくする方が無難です。(Allow Creation of Accounts from Web欄にチェックを入れずに、「Add New User」ボタンを押すと「Resource not found」となって使用出来なくなります。)

「login」ボタンを押して、「メールのユーザー名」と「メールユーザーのパスワード」を入力して認証すれば、Webメールが使用できるようです。Web上から、メールユーザーのパスワードの変更が可能ですから、これだけは使用できそうです。LAN内のメールクライアントから、定期的なパスワードの変更に使用してみて下さい。これらのWeb Interfaceについては、Plusバージョンでの解説ですが、踊る ペンギンパソコンさんのArGoSoft MailServer Plus for WindowsNT/2000/XPをご参照願います。

ArGoSoft Mail Server Freeware versionのWeb Interface画面

2.6.Loggingタブの設定

すべてチェックをいれることを推奨します。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionオプション設定のLoggingタブの設定画面

2.7.SMTP Authenticationタブの設定

Enable SMTP Authentication と Use POP3 User Names and Passwords にチェックを入れ、User Propertiesの設定(次節)のユーザー名とパスワードを使用してSMTP認証機能を行います

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionオプション設定のSMTP Authenticationタブの設定画面

Do Not Authenticate Following IP Address欄には、メール送信に認証を必要としないメールクライアントのIPアドレスを入れます。コンピュータ名(ホスト名)を入力しても無視されます。(認証を必要としない=ユーザー名とパスワードは何を入れても送信出来ます。)サーバ機自身のIPアドレス(127.0.0.1)は、メール開通試験を行うのに使用しますので、必ず入力して下さい。又、メール開通試験後は、必ず削除して空欄にして下さい。CGIからメール送信を行う場合は、サーバー機のプライベートアドレスを入れる場合もあります。

メールクライアントがLAN内だけの場合は、ルータでのPOP3ポート110番の静的NAT結合は、不要です。又、LAN上のプライベートIPアドレスである192.168.1.2~254をDo Not Authenticate Following IP Address欄に入力する場合は、WAN側(外部のインターネット側)より擬装したパケットが入ってこない様、ルータ等にプライベートIPアドレスのフィルタの設定が必要です。

SMTP Authenticationタブの設定のまとめ(POP before SMTPではなく、SMTP認証機能を使用しています
  1. Do Not Authenticate Following IP Address欄にIPアドレスを入れるとそのIPアドレスからのメールは、認証せずに送信する。送信元のメールアドレスは、Local Domainsタブの設定に登録されていない x@x.com のようなものでも送信出来ます。送信元のIPアドレスが一致すれば、送信出来、他の項目の設定からは、何の制約もうけません。

  2. Enable SMTP Authenticationにチェックを入れ、Use POP3 User Names and Passwordsのチェックを外すと、単一のSMTPのユーザー名とパスワードを使用してSMTP認証を行い、メールを送信する。送信元のメールアドレスは、Local Domainsタブの設定に登録されていない x@x.com のようなものでも送信出来ます。このSMTP認証が成功すれば、送信出来、他の項目の設定からは、何の制約もうけません。

  3. Enable SMTP Authentication とUse POP3 User Names and Passwords の両方にチェックを入れると、メール読み出し時のPOP3認証のUser Propertiesの設定(次節)のユーザー名とパスワードを使用してSMTP認証を行います。このSMTP認証が成功すれば、送信出来、他の項目の設定からは、何の制約もうけません。「鷹の巣」の設定例は、このSMTP認証を使用することにしました。(POP before SMTPでは、ありません)

3. メールサーバのユーザ名の設定例

メールサーバに、postmaster や webmaster 等のユーザ名の登録を行います。

「Tools」-「Users」の「Add New User」タブでユーザ名を設定します。電子メールアドレスwebmaster@example.com  の太字部分の登録を行います。このユーザ名は、メールクライアントがメールサーバーからPOP3認証でメールを読み出すのに必要です。(今回の設定では、メールを送信するSMTP認証でも使用します。)以下の設定図は、ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionのVer.1.8.4.1(2003年9月14日付)で作成致しました。

メールサーバ起動画面のユーザー設定押ボタン(Users)押しボタンを押して、以下の設定を行います。

3.1.Usersの設定

最初は、下図のようなアイコンが何もありませんので、左上の新規ユーザー作成押ボタン押しボタンを押して、ユーザ名の登録を行います。

メールアドレスのユーザー名として、「postmaster」(RFC822の項6.3,RFC1123の項5.2.7,RFC2821の項4.5.1)と「abuse」(RFC2142)は、必須ですから、必ず追加しておいて下さい。

RFC2142(一般的なサービス、役割、機能に対するメールボックス名)の日本語訳の項3から項7より、まとめますと一般的に以下のユーザー名が必要になると、考えられます。これらの管理用ユーザー名を追加した場合、メーラに全部を登録するのは面倒です。従って、次項の「User Propertiesの設定」で、Forward Addressに例えば、webmaster@example.comと入力して、一つのメールアドレスに転送する設定を行なっておくことを推奨します。

○必須のメールアドレス
abuse@example.com <-------- 顧客関連用
postmaster@example.com <--- SMTPサーバー用

○稼動しているインターネットサーバーに対するメールアドレス
webmaster@example.com <---- WWWサーバー用
ftp@example.com <---------- FTPサーバー用
hostmaster@example.com <--- DNSサーバー用

○ある方が良いと考えられるメールアドレス、
noc@example.com <---------- ネットワーク管理用
security@example.com <----- ネットワークセキュリティ用

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionユーザー設定の起動画面

3.2.User Propertiesの設定

General タブのみ設定します。

ArGoSoft Mail ServerのFreeware versionユーザー設定のGeneralタブ設定画面

webmaster ユーザ名の設定例

上記バスワードは、29文字で入力できましたが、何文字まで入力できるかは不明です。 相当長いパスワードが設定できそうです。尚、私の書いたパスワードは、まねないで下さい。 この様な意味を持ったパスワードは、すぐにクラッキングされます。

以上で、メールアドレスの設定が終わりました。
次にメールクライアントのOutlook Expressのメールアドレス設定Outlook Expressのオプション設定を設定して下さい。

目次▲頁先頭