作成日:2001年12月19日、更新日:2002年10月04日 作成:鷹の巣

自宅FTPサーバー動作の確認用FTPクライアントに FFFTP を使用した設定例を紹介します。


「鷹の巣」の自宅サーバー(Windows 版FTPクライアントの設定例)

以下の説明では、ルータのプライベートIPアドレス(局所機番)を192.168.1.1とし、
サーバーをインストールしたマシンのプライベートIPアドレス(局所機番)を192.168.1.2としています。

FTPサーバーの動作試験を行うに当たり、まずFTPクライアントの設定を正しく設定しておかなければなりません。 このウェブページでは、Windows 用FTPクライアントにFFFTPVer.1.82(安定版)を使用して、「鷹の巣」のFTPサーバー(Tiny FTP Daemon)に接続し、3つのファイルをPORTモードとPASVモードにてダウンロードしてFTPクライアントの動作試験を行います。 「鷹の巣」のFTPサーバー(Tiny FTP Daemon/95)は、 anonymous FTPサーバーで、メールアドレスを要求する設定にしております。 尚、FTPサーバーとFTPクライアントの両方にルータが存在する場合は、こちらのコマンド操作でも、FTPサーバーの検証を実施して下さい。

FTPクライアントの動作試験にどうぞご自由に「鷹の巣」のFTPサーバーをご使用して下さい。但しアップロードは、出来ません。 又、動作試験に使用するファイルは、

で、データのパケットサイズ(MTU値)が適正かどうかも試験することが出来ます。

注)テストファイル2と3(test2.bmp と test3.bmp)は、配布が禁止されていますので、
  動作試験終了後、必ず削除して下さい。

それでは、 FFFTPをインストールして起動し、以下の手順で設定を行って下さい。

1. FFFTPの起動画面

FFFTPを最初に起動しますと、下記の画面となりますので、「新規ホスト」押しボタンを押します。

FFFTP 新規ホスト設定画面

2. ホストの設定画面の「基本」タブの設定

ホストの設定画面の「基本」タブが表示されますので、「ホストの設定名」と「ホスト名(アドレス)」を入力します。

FFFTP 新規ホスト基本タブ設定画面

「ホストの設定名(T)」は、分かりやすい名前を自分で決めます。「ホスト名(アドレス)(N)」は、自宅サーバーの試験時は、まず自宅サーバーのIPアドレスを入力して下さい。127.0.0.1 や 192.168.1.2 や グローバルIPアドレス等です。(サブ)ドメイン名は、最後の試験時に入力して下さい。「anonymous」にチェックを入れます。

3. ホストの設定画面の「拡張」タブの設定

ホストの設定画面の「拡張」タブの設定を行います。

初期設定のままでは、PORTモードです。これで不具合が出るようであれば、PASVモード(チェックの入っている方)にします。

FFFTP 新規ホスト拡張タブ設定画面(PORTモード) FFFTP 新規ホスト拡張タブ設定画面(PASVモード)

「鷹の巣」のFTPサーバーは、ダウンロード専用です。従って、ルータで、FTPデータ送受信用のTCPサービスポート20番のポートフォワーディングを行っていません。しかし、PORTモードでもPASVモードでも接続とダウンロードが可能です。FTPクライアント側のルータの機種によっては、PASVモードに対応していないものがあります。FTPクライアント側の設定は、PORTモードとPASVモードのいずれかで接続を試みて下さい。

PORTモードとPASVモードのデータの流れとファイルの送受信ポートの違いについて(2003.11.20 データ接続を追記)
PORTモード PASVモード
 FTPクライアント側         FTPサーバー側  FTPクライアント側         FTPサーバー側
1.ポート4001番 制御接続と認証  ポート21番
2.ポート4002データ接続    ポート20番
3.ポート4002ファイル一覧   ポート20番
4.ポート4001番 送受信ファイル要求ポート21番
5.ポート4003ファイルの送受信 ポート20番
1.ポート4001番 制御接続と認証  ポート21番
2.ポート4002データ接続    ポート1024番
3.ポート4002ファイル一覧   ポート1024番
4.ポート4001番 送受信ファイル要求ポート21番
5.ポート4003ファイルの送受信 ポート1025番
PORTモードは、FTPサーバー側のFTPデータ
送受信用の サービスポートが20番で固定です。
PASVモードは、FTPサーバー側のFTPデータ
送受信用のサービスポートが1024番以上で
1つのファイルを送受信する度に変わります。
FTPの転送モードの詳細は、TIPS:FTPをファイアウォール・フレンドリ・モードに変更する方法をご覧願います。要約しますと、
  1. FTP制御番号ポートは、モードに関係なく、FTPサーバー側は、21番で、FTPクライアント側は、任意の始点ポート番号である。
  2. FTPデータポート番号は、ファイル一覧とファイルのデータ送受信のたびに接続と切断が行われ、任意の始点ポート番号から増加する。
  3. FTPデータポートは、ファイル一覧とファイルのデータ送受信にのみ使用され、それ以外は、全てFTP制御ポートが使用される。
  4. FTPサーバー側のルータ等で、バケットフィルタが存在する場合、PORTモードでは、サーバ側(LAN側)からクライアント側(WAN側)に向けて、「ソースポート番号が20番で、宛先ポート番号が任意」というパケットが通過する様にパケットフィルタを開けておく必要がある。

4. ホストの設定画面の「文字コード」と「ダイアルアップ」の設定

ホストの設定画面の「文字コード」と「ダイアルアップ」と「高度」タブは、通常初期設定のままです。

確認できましたら、「OK」押しボタンを押します

FFFTP 新規ホスト文字コードタブ設定画面 FFFTP 新規ホストダイヤルアップタブ設定画面

FTPサーバーがTiny FTP Daemon/95の場合、「高度」タブは、下図の様に「NLIST -Rを使って高速に再帰検索(N)」のチェックを外して下さい

サブディレクトリ以下のファイル一覧リストを取得するのに

が使用されます。

FFFTP 新規ホスト高度タブ設定画面

注)再帰検索とは、指定されたディレクトリ下のサブディレクトリ内のファイル一覧も一気に取得するものです。

5. 新規ホストへの接続操作

新規ホストの「鷹の巣」が登録出来ましたので、接続先の「鷹の巣」を選択して、「接続」押しボタンを押します

FFFTP ホスト接続画面

6. FTPサーバーよりファイル一覧を受信

FTPサーバーに接続して、FTPサーバーのファイル一覧を受信しますと、下記の様な画面になります。

FFFTP ファイル一覧表示画面

7. FTPサーバーからダウンロード操作

FTPサーバーからダウンロードするファイルを選択し、「ダウンロード」押しボタン(下矢印)を押します

FFFTP ダウンロードするファイルを選択画面

8. FTPサーバーからダウンロード

FTPサーバーからファイルをダウンロードしている間は、下記の様な画面が表示されます。

FFFTP ダウンロード中画面

9. ダウンロード完了

選択したファイルがFTPサーバーから全てダウンロードされると下側にそのファイルが現れます。

FFFTP ダウンロード完了画面

10. 「鷹の巣」の anonymous FTPサーバーより、ダウンロード出来ない場合

「鷹の巣」の anonymous FTPサーバーより、PORTモードかPASVモードのいずれか注) で、3つのファイル全てがダウンロード出来ない場合(外部から1kB以上のファイルがアップロード又はダウンロード出来ない場合)は、

注)2002年4月23日以降、ルータのパケットフィルタリングの設定変更の為、使用出来なくなっています。

  1. 以下のリンク先をご覧になり、データのパケットサイズ(MTU)を調整してみて下さい。接続がADSLのみならず、ISDNの場合でも調整が必要になる場合があります。
    ITmedia:ITmedia エンタープライズ デベロッパー: Windows Tips - Windows 2000でMTUサイズを調整したいMTUとRWINの調整MTUとRWINの調整方法

  2. 貴方のFTPクライアント側にあるルータやファイアウォールが障害になっています。上記の項3のPORTモードとPASVモードの違いをよく理解の上、障害を除くか障害を受け入れて下さい。

    FFFTP Support Page.さんのFAQも是非ご覧願います。

11. FTPクライアントの設定完了

以上で、FTPクライアントの設定が完了しました。FTPサーバーの動作試験は、FTPサーバーがTiny FTP Daemonでしたら、「鷹の巣」の anonymous FTPサーバー設定例と同じ設定にして行って下さい。

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