作成日:2006年03月27日、更新日:2006年04月23日 作成:鷹の巣

自宅サーバーのLAN内の構成やNTT加入者網終端装置(CTU)の設定内容を紹介します。


自宅サーバーLAN内の構成とCTUの設定例

フレッツ光プレミアムファミリータイプに移行しましたので、LAN内の構成やNTT加入者網終端装置(CTU)の設定内容を紹介します。設定は、初期値より、極力、変更が少ない様にしました。 以下NTTと書いているところは、NTT西日本のことです。東日本でもほぼ同じだと思います。

目次

  1. LANの構成
  2. LAN内のプライベートアドレス割付とCTUの設定(2006.04.23追記)
  3. 自宅サーバー機のMTUとRWINの設定
  4. 加入者網終端装置(CTU)のIPアドレス
  5. ADSLより移行前後の費用
  6. IP電話(050番号)用VoIPアダプタ(型式:不明)の追加理由
  7. IP電話(050番号)用VoIPアダプタの設定内容

1. LANの構成とCTUの設定

フレッツ光プレミアムファミリータイプ移行後のLANの構成は、下図の様になっています。

フレッツ光プレミアムファミリータイプ移行後のLAN構成

ONU:光回線終端装置
Optical Network Unitの略。簡単に言えば、光電変換器。正確には、GE-PON-ONU(GE-PON型「M」A光加入者線終端装置)
CTU:加入者網終端装置(型式:2004W「S」 ※200nW「S」で、nは、CTUの設置時期などにより異なる。)
何の略かは、不明。Customer Terminal Unitの略かもしれません。従来のブロードバンドルータに似た機能有。詳細は、「NTT西日本 Bフレッツシリーズ及び光プレミアムの裏側」を参照。
VoIP1:ひかり電話対応VoIPアダプタ(型式:AD-100SE)
通信費用は、全国一律3分8.4円(税込み)だが、相手がIP電話の場合も課金。一部の3桁番号(110番等)は通話可能。詳細は、ひかり電話接続可否番号一覧を。
VoIP2:050番号のIP電話用VoIPアダプタ
販売価格は、14,800円(税込15,540円)なので、NTTより300円/月で借り受けることにしました。相手がIP電話の場合は、通話料は、無料。3桁番号(110番等)は、通話不可。
HUB:無線付きHUB
NTT西日本|ブロードバンドルータをご利用の場合」を参考にして、無線ブロードバンドルータのBUFFALO製WZR-G54PをDHCP未使用に設定し、無線付きHUBとして使用。自宅2階のPCは、無線HUBを経由してインターネットに接続される。
CB0~5:LANケーブル(ストレート)
ケーブルダイレクト製のカテゴリ6 LANケーブル STP ストレート結線(シールド、より線、グレー)のケーブル長0.3mと0.6mを中心に使用。
CBW:アナログ電話コード
既設の電話に付属していたコード。

2. LAN内のプライベートアドレス割付

フレッツ光プレミアムファミリータイプで使用しているCTU(型式:2004W「S」※200nW「S」で、nは、CTUの設置時期などにより異なる。)は、ルータとしての機能を有しています。 自宅サーバーを公開するに当たっての設定は、初期値より極力、変更が少ない様にしました。 CTUのプライベートアドレス割付初期値と追加プライベートアドレス割付を以下に示します。

  1. NTT加入者網終端装置(CTU)のプライベートアドレス割付初期値
    ◎ネットワーク-192.168.24.0/24
    ●192.168.24. 0-ネットワークアドレス
    ●192.168.24. 1-加入者網終端装置(CTU)-ルータ機能有り
    ●192.168.24. 2-ひかり電話用VoIPアダプタ(型式:AD-100SE)  ※1
    ●192.168.24. 3~50-固定プライベートアドレス
    ○192.168.24. 51~100-DHCPによる非固定プライベートアドレス
    ●192.168.24.101~254-固定プライベートアドレス
    ●192.168.24.255-ブロードキャスト(放送)アドレス

    ※1:アナログ電話機をひかり電話用にする変換器で、VoIPは、Voice over Internet Protocolの略。

  2. CTU初期値のプライベートアドレスの隙間に以下のPC機を設置
    ●192.168.24. 3-IP電話(050番号)用VoIPアダプタ
    ●192.168.24. 41-自宅サーバー機(Windows 2000 professional)
    ●192.168.24.141-自宅サーバー保守用クライアント機(Windows XP Home Edition,FreeBSD 6.0-RELEASE)
    ○192.168.24. 51-家族用クライアント機(Windows XP Professional)
    ○192.168.24. 52-実験機(Windows 98,旧LINUX(PC-UNIXクローン)他)

    ●: 固定プライベートアドレス
    ○:非固定プライベートアドレス

  3. 上記のIPアドレス割付を基にして、自宅サーバー用途のCTUの設定変更を実施しました。詳細は、
    自宅サーバー用NTT加入者網終端装置(CTU)詳細設定例
    自宅サーバー用NTT加入者網終端装置(CTU)ファイアウォール設定例(SPI使用時) (ファイアウォール設定例 SPI使用時編集編
    に示します。(ファイアウォール設定は、ADSL Routerの設定を参考にさせて頂きました。)

    (2006.04.23追記)SPIを使用しない場合の設定例は、自宅サーバー用NTT加入者網終端装置(CTU)ファイアウォール設定例(SPI未使用時) (ファイアウォール設定例 SPI未使用時編集編)に示します。

3. 自宅サーバー機のMTUとRWINの設定

フレッツ光プレミアムファミリータイプの場合、MTU値は、1438です。 CTUで「MTU自動調整」が「する」設定されていても、自宅サーバー機のMTU値を1438に設定しておかなければなりません。 MSSが1398(=1438-40)になることから、RWIN値は、以下のいずれかになると思います。

私のサーバー機は、CPUがceleron300Aで、Memoryが256MBで、Windows 2000 professionalであることから、多少無理して、RWIN値を257232に設定しました。 実MemoryやCPUの能力と相談して決める必要があります。詳しいことは、「Dr.TCPでMTU設定、で高速化」を参考にして下さい。

4. 加入者網終端装置(CTU)のIPアドレス

加入者網終端装置(CTU)では、以下の様にIPv6が振られていました。NTT内だけでしか通用しませんので、プライベートアドレス並みです。 近い将来にインターネットへ公開されるものと信じています。

◎IPアドレス(IPv4、IPv6)

IPv6 Address/Prefix : 2001:A000:965E:0:20B:A2FF:FE44:8E46/64
IPv6 LinkLocalAddress(LAN) : FE80::20B:A2FF:FE44:8E46

   IPv4 Address/NetMask  IPv4 Primary DNS Server  IPv4 Secondary DNS Server
ISP1 203.212.55.105/32    202.224.32.1           202.224.32.2

5. ADSLより移行前後の費用

ASAHIネットの固定IPアドレスの場合は、下表に示します様に、毎月の運用費用は、ほぼ同じでした。割引のない税込みで、移行前6300円/月→移行後6038円/月となりました。(実際は、この価格より10%程安くなっています。)

移行前(2006年3月11日まで) 移行後(2006年3月12日以降)
フレッツADSL1.5Mタイプ1 ASAHIネット光withフレッツホームコース
(フレッツ光プレミアムファミリータイプ)
NTT西日本回線使用料:1700円
フレッツADSL1.5M1利用料:2610円
ADSLモデム使用料:440円
ADSLスプリッタ使用料:50円
消費税:240円
小計:5040円
NTT西日本光電話基本料:500円
標準で、固定IPアドレス。
ASAHIネット接続料:税込み1260円
(フレッツADSLコースMプラン735円+固定IPアドレスオプション525円)
合計:税込み6300円/月 合計:税込み6038円/月

6. IP電話(050番号)用VoIPアダプタ(型式:不明)の追加理由

自宅サーバーとは無関係ですが、IP電話を併用設置した理由は、ひかり電話から親戚等のIP電話へ電話すると、3分8.4円の通信費用が発生するためです。IP電話(050番号)用VoIPアダプタ(アナログ電話機をIP電話用にする変換器)の購入価格は、税込15,540円ですが、NTTより300円/月で借り受けることにしました。

接続は、「NTT西日本 | 「ひかり電話」と「IP電話(050番号)」の同時利用について」 で、アナログ電話を2台設置し、2回線分確保しています。

私の場合は、IP電話を発信用に、ひかり電話を受信用にして、2回線分確保しています。これは、複数チャンネル(400円/月)とキャッチホン(300円/月)とひかり電話追加番号(100円/月) をNTT付加サービスに契約するより得になると判断しました。2年後にひかり電話が3分8.4円だったら、ひかり電話を廃止しようと考えています。 尚、IP電話用の「050番号」は、ほとんどのプロバイダが無償で1個提供しています。

参考URL:
NTT西日本 | フレッツ | ひかり電話 | ひかり電話とIP電話(050番号)との同時利用について
IP電話(050番号)用VoIPアダプタ
  NTT 西日本/東日本 VoIPアダプタ の検証

7. IP電話(050番号)用VoIPアダプタの設定内容

これも自宅サーバーとは、無関係ですが、IP電話(050番号)用VoIPアダプタの設定内容を示します。

NTTのWebページを読むと「ひかり電話用VoIPアダプタ」と「IP電話(050番号)用VoIPアダプタ」との電源投入順序のことが記載されていましたが、 これを気にせずに行う為には、IP電話(050番号)用VoIPアダプタのIPアドレスをひかり電話用VoIPアダプタのIPアドレスと重複しない様にします。具体的には、IP電話(050番号)用VoIPアダプタのIPアドレスを「192.168.24. 3」の固定プライベートアドレスにすれば良いことになります。

IP電話(050番号)用VoIPアダプタのIPアドレスを固定プライベートアドレスにするには、以下に示します様なCTU側で設定する方法とVoIPアダプタ側で設定する方法があります。

●CTU側で固定プライベートアドレスに設定

VoIPアダプタ側は、初期設定状態のままで使用し、CTU側の「DHCPサーバ機能設定(LAN側固定IP払い出し)」で、 「192.168.24.2のひかり電話用VoIPアダプタ」と同様の設定を「192.168.24.3のIP電話(050番号)用VoIPアダプタ」に対して行います。

●VoIPアダプタ側で固定プライベートアドレスに設定

IP種別を「スタティック」として、IP電話(050番号)用VoIPアダプタの設定を以下の様に設定します。

ルータ/アダプタ設定:アダプタ
UPnP使用:使用する
PPPoE設定:イーサネット
IP種別:スタティック
IPアドレス:192.168.24.3
DHCPサーバーのIPアドレス:192.168.24.1
ゲートウェイのIPアドレス:192.168.24.1
サブネットマスク:255.255.255.0
DNSサーバーのIPアドレスの取得方法:自動取得

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